Subversion on iSeries導入方法 その1

あのSubversionがあの(というほどでもないが)iSeriesでも動きます。
iSeriesで動かす意味があるのかはさておき、とりあえずやってみました。

1.モジュールのダウンロード

とりあえずSoftLanding :: SoftLanding 404
からモジュールをダウンロードします。
バイナリが手っ取り早くて良いでしょう。現在の最新バージョンは1.2.3です。


また、クライアント側のツールもダウンロードしましょう。
一番のオススメはTortoiseSVNです。
Eclipse3.1またはWDSC6.0を使用している場合には、Subclipseプラグインでも良いでしょう。


ちなみに、Subversionを導入するiSeriesには
特定のPTFが適用されている必要があります。

V5R1M0 : SI16414, NOT included as of SF99156 level 19
V5R2M0 : SI16336, included in SF99098 level 17
V5R3M0 : SI16412, included in SF99099 level 4

これを見ても分かるように対応するバージョンはV5R1以上ですね。
でも、これってIBM HTTP Server(IHS)のPTFっぽいので、
WebDAVを使うつもりの無い人は必要ないかもしれません。


今回はV5R3の環境で導入を行っています。

2.モジュールのインストール

インストールといってもSAVFをアップロードしてRESTOREするだけです。
SAVFはダウンロードしたモジュール(ZIP形式)に入っています。
実はZIPファイルを解凍すると中には導入マニュアルのPDFも入っており、
これを見ればほぼ確実に導入できます。


SAVFはFTPでiSeriesにバイナリー形式でアップロードします。
SAVFの「保管されたライブラリ」は「SVN12PRD」になっていますが、
導入マニュアルに合わせて「SUBVERSION」というライブラリにRESTOREすることにしましょう。

RSTLIB SAVLIB(SVN12PRD) DEV(*SAVF) SAVF(XXX/SVN12PRD) RSTLIB(SUBVERSION)

これでもうインストールは終了です。簡単ですね。
引き続き、セットアップを行っていきます。